チャットGPTの数学力をアップさせる励ましの言葉

多々良川河口に浮かぶ謎の設備

前回に引き続き、
NHK教育テレビ「サイエンスZERO」の
「ChatGPT”徹底解剖!AIと歩む未来を探る」 の話です。

番組では、
チャットGPTの数学力の
精度を上げる研究をしている
東大大学院の小島武さんの話も
面白かったです。

小学校5,6年生レベルの文章題を
例として
「全部で16個あるボールの中で、
半分がゴルフボールで、
その半分が青色である。
青色のゴルフボールは何個か。」

これを、AIは8個と答えました。
小島さんによりますと、
このような問題をたくさんさせて
正解率を計算したところ
なんと、100点満点の 18
はやくへ行きなさい。

ここからが面白い、
小島さんがやったのは、
我々の指導とそっくりです。
つまり、ヒントを与えること。

人間の子供にだったら、
「問題をよく読んで、」
「ゴルフボールはいくつですか。」
とやりますね。

さすがに、AIですから、
そこまではいう必要はないようで、
「段階的に考えて」
と入力すると正解できたとか。

他の問題も、
このような 思考についてのアドバイスを入力すると
79点にアップしたとか。

いまいちだけど、

エライ、ガンバッタ !

人間と似ていますね。
番組では、
ヒントのことを 呪文と表現していましたが、
アラジンの魔法のランプの
「アブタカダブラ」
ブルースリーの言葉

Don’t Think. Just Feel.
「考えるな、ただ感じろ」 などは、
全く効かなかったとか。

これって「勉強しなさい」
「もっと、がんばりなさい」
というだけでは、
大した効果はないということと同じでしょう。

AI研究つて面白そうですね。
次回は、 チャットGPTはしれっと嘘をつく
(AIが悪いんじゃないけど)