中学生が塾に行く前に出来る成績アップ術2

前回は、「しっかりした字を書く」というテーマでした。
今回は第2弾です。

中学生が塾に行く前に出来る成績アップ術2
教科書を大事にする


勉強の基本は気を教科書です。
これをおろそかにして
「成績が、、、」といってもはじまりません。

なかには、「オキベン」とか言って、
教科書を学校に置いている生徒までいるようです。

さすがに、平均点以上取っている生徒で、
オキベンをしている人はいないようですが、
教科書自体をほとんど読んでいない生徒は多いように思います。

東ロボ君というロボットを入試問題に挑戦させることで
AIの研究をしている新井紀子さんは、
調査したところ、今の中高生は、まともに教科書が読めないと指摘していますが、
高校生にもなって、教科書が読めない状態だったら
もう手遅れでしょう。

これは、小中学校時代から読書はおろか、
教科書すら読んでいないという生活パターンから
始まっているのだろうと思います。

ということは、小中学校のときから、
少なくとも、教科書は「読む」という習慣を
身につけさせる必要があるでしょう。
特に、音読は、どの教科でも大きな効果があります。

卒業生で、医学部に進んだK君が、
苦手だった世界史の克服法を相談に来たとき、
教科書を音読してテープに録音し、それを聞くことを
アドバイスしたところ、
見事に苦手を克服できました。

普通の小中学生で、そこまでは無理かと思いますが、
教科書の音読は、とても効果がありますから、おすすめです。

ところで、
教科書の大切さは、昔から言われていることですが、
近年の教科書には、少し注意が必要です。

といいますのは、今の教科書は、
面白くしようと、だくさんの内容を盛り込んでしまってますので、
かえって本筋というか、いちばんの根幹は何かという点が、
見えにくくなっているからです。

この傾向が一番強いのが英語です。
やたらと新出単語が多く、
生徒たちはそれを覚えるのが精一杯の状態です。

定期試験で80点とっても、
文法的な定着はさっぱりと言う生徒も少なくありません。

この点は、別の教材で補強するしかてはありませんが、
それでも、教科書を読む習慣だけは
身につけて欲しいと思います。