博多駅からキャナルに向かう道路では、
街路樹にイルミネーションの準備が始まってます。
先月号の塾通信に、
「秋は、重要試験が目白押し」と書いたところ、
生徒が、 「メジロオシって何ですか」と聞いてきました。
聞けば、 こんな言葉、聞いたことない、
メジロも見たことない、とか。
半ばあきれて答えながら、
そういえば、 なんで「目白押し」というのか、
と気づくと、
もう、これは、 NHK番組の「チコちゃんに叱られる」状態。
「ボーっと、生きてんじゃねぇ」
で、大辞林を見ますと、
「メジロが木にとまるとき、
多くならんで、押し合う性質があるところから」と。
うそやろ。 メジロって、そんなにいますか。
田舎育ちの私でも、そんな光景見たことありませんぜよ。
昔は、姿と声の美しさのため、
家で竹籠に入れて飼ってて自慢する人もいましたが、
今では、こんなことは法律で禁止されています。
その当時だって、メジロが木の上で
押し合いへしあいしている光景なんてなかった(はず)。
この言葉が生まれたのが、何時代かわかりませんが、
そのころには、メジロもたくさんいて、 そんな風だったのかもしれないが、、、。
状況抜きに言葉を使っているこっちの方が、
「?」と言った生徒たちより 感覚的にはオカシイのかもね。
カメは死んでも甲羅を残す。
メジロは減っても、慣用句残す。
実体なく言葉だけ残るというのは、
今や未来の生徒たちにとっては、
メーワクな話かもしれません。