入試で論理力・発想力・思考力が重視されていく時代

蝉が鳴き出しました。

チャットGPTなど、
AIがどんどん使われてくると、
単純なルーチンワークの大半は、
AIに移行していくでしょう。
人間には、論理力や思考力が
ますます重要になってきます。

さて、前回のケンブリッジ大学入試の基礎問題ですが
問題2
「4×7=28個のブロックの板チョコがある。
これを最低何回折って分けたら、
28枚になるか。
ただし、重ねて折ることは事はできない。」

① 18回  ② 19回  ③ 23回
④ 27回  ⑤ 28回

正解は、
④ 27回 

考え方
板チョコを1回、割るごとに
破片が1個増えるので、
28個にするためには、
27回割る必要があります。

問題文の 「最低何回」の
部分がワナでしょう。

30チームでトーナメント試合を
するときの試合数を考える問題と同じです。

1試合で1チームが消えるので、
29チーム消すには、 29試合。

ケンブリッジ大学の基礎試験では、
このような問題が16問出て、
制限時間は20分とか。

ポイントは「論理力・思考力・発想力」など。
論理的な思考の訓練を受けていないと
結構厳しいですね。

ボタンを押せば済むことに
慣れている今の子供たちが
最も苦手とする部分です。

論理力・思考力を伸ばす方法は、
「どうして」「なぜ」の質問で
生徒に考えさせていくことです。
これは授業でもできますが、
自分の問題として考えるのは、
残念ながら一部の生徒だけですね。
多くの生徒は、ほぼ考えずに 先生の答を待っています。

自分が面と向かって問われないと
思考が起動しない、
そんな頭になっている子が多いように思います。

ですから 個別・対話指導で
生徒の頭を揺さぶる必要があります。

それが出来る者を、
プロの教師といいます。