岡田先生の本の続きです。
依存症と診断された高校生の例
自分の村を作って育てていくという
『クラッシュ・オフ・クラン』というゲームが、ものすごく面白くてやめられなくなった、との話
以下引用
「このゲームを刺激的なものにしているのは、略奪という要素が入ることによる。
略奪から自分の村を守りつつ、他の参加者の村を略奪して、お金や資源を奪うことで、効率よく村を強化していくのだ。
また、クラン(部族の意〕というチームに参加することにより、援軍を出してもらえるようになる。
こうして村と村、クランとクランの闘争という敵味方入り乱れた状況が、抜け出せない興奮を生む。
しかもすべては時間との戦いだ。自分の村を強くしようと思えば、略奪を受けない間に防御を固めなければならない。
それにはタイムリミットがある。大工小屋を建て、道具や武器を作り、資源を手に入れ、兵を増やし、防壁を強化していく。
それには、膨大な時間がかかる。そのうえ、少しでも怠っていると、略奪を受け、折角蓄えたお金や資源を奪われてしまう。
プレイを休んでいる間にも略奪は行なわれるので、目が離せず、サバイバルするためにも、やり続けるしかない。
課金すればお金や資源を手に入れる時聞を節約できるので、手っ取り早く強くしたい、自分の村を略奪から守りたいと思うと、課金の誘惑に駆られる。
無課金で細々と遊ぶ人もいるが、課金で月に何十万も費やす人もいる。、、、」
これでは、ゲームはまったら出て来れなくなります。完全に金儲けだけが目的のゲーム会社の思うつぼ。
しかも驚くべきことに、これらの依存症の場合、注意力と遂行機能が著しく低下してしまうので、いくら知識や他の能力があったとしても、それを仕事や勉強の実践の場で生かすことが出来なくなってしまうと、岡田先生は警告されています。
覚せい剤は、犯罪ですから規制もされ防御するのは可能です。しかし、ゲームは簡単に子供たちの世界に侵入し、頭脳を破壊していきます。
誰が、子供を守るべきかは明らかです。